“たけし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タケシ
語句割合
27.3%
18.2%
武石18.2%
9.1%
闘志9.1%
多計志9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんな、突拍子ない事を言ったって、」母は、ひそかにほっとして、「さとには、わかりませんよ、ねえ、さとや。たけし(次男の名)は、ばかげた事ばかり言っています。」
ろまん灯籠 (新字新仮名) / 太宰治(著)
たけし氏の絵は今年はあまりふるわない。しかし、こういう風に、いい加減なところで収まってしまわないで、何かしら煩悶しているような未成の絵は、やはり頼母しいという感じを起させる。
二科会展覧会雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
十月十一日 小山栄一に松茸狩に誘はれ武石たけしに到る。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ここにおいて、恨みはその子のたけしと駿三にうつつたわけだ。ところが健は、結婚して間もなく僅か二十七で一人の息子を残して死んでしまつている。これは正しく病死だ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
山田信之助という男は、たけし、駿三という八才と五才になる男子まであるにかかわらず、林田文次の妻満子と関係してしまつたのだ。いいか。ここでも姦通劇が行われたのだぜ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
金五郎、マン、勝則、良子、闘志たけし、繁子、里美さとみ千博ちひろ、夏休みで東京から帰って来ている政雄、それに、中村勉と結婚した秀子が、この六月に生まれた共子ともこを抱いて、やって来ていた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
闘志たけし、と命名。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
層を成して深い谷底の方へ落ちた断崖の間には、桔梗ききょう山辺やまべ横取よこどり多計志たけし八重原やえばらなどの村々を数えることが出来る。白壁も遠く見える。千曲川も白く光って見える。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
二人の着物や羽織を手織で作つたのが今でも残つてゐる。同じ草木染の権威山崎たけし氏は彼女の死んだ時弔電に
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)