“千博”の読み方と例文
読み方割合
ちひろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千博ちひろが、また、熱を出しかけとったもんじゃけ、気がかりで、落ちついて見とられん。ババンにばかり委せとくのも悪いわ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
千博ちひろが、すこし熱があって、変なせきをしよるばい。勝則のこまいときのごと、馬牌風ばひふ(ジフテリア)にでもなると大事おおごとじゃけ、夜が明けたら、じき、医者にて貰うがええな」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
金五郎、マン、勝則、良子、闘志たけし、繁子、里美さとみ千博ちひろ、夏休みで東京から帰って来ている政雄、それに、中村勉と結婚した秀子が、この六月に生まれた共子ともこを抱いて、やって来ていた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)