“かきのぞ”の漢字の書き方と例文
語句割合
垣覗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、まったく性に合わないと見えて、いまだにとんと眼くらの垣覗かきのぞきさ。」
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
むかしながらのスパルタ的なる鞭の訓練ちらと垣覗かきのぞきして、あれではお弟子が可愛さうだと、清潔の義憤、しかも、酸鼻といふ言葉に據つて辛くも表現できる一種凌壯の感覺に突き刺されて、あ
先生三人 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
盲目めくら垣覗かきのぞきよりもそッと近い、机覗つくえのぞきで、読んでおいでなさった、書物しょもつなどの、お話もうかがって、何をなさる方じゃと言う事も存じておりますが、経文きょうもんに書いてあることさえ
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)