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覗
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なが
ふりがな文庫
“
覗
(
なが
)” の例文
が、
何
(
なん
)
となく、
人
(
ひと
)
よりも、
空
(
そら
)
を
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
が、いろ/\の
影
(
かげ
)
に
成
(
な
)
つて、
其
(
そ
)
の
花
(
はな
)
を
覗
(
なが
)
めさうな、
沈
(
しづ
)
んだ
寂
(
さび
)
しい
趣
(
おもむき
)
の
添
(
そ
)
つたのは、
奧州
(
あうしう
)
の
天地
(
てんち
)
であらう。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と思うと、袖を斜めに、ちょっと隠れた
状
(
さま
)
に、一帆の方へ蛇目傘ながら
細
(
ほっそ
)
りした
背
(
せな
)
を見せて、そこの絵草紙屋の店を
覗
(
なが
)
めた。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
後へ立淀んで、こなたを
覗
(
なが
)
めた書生が、お妙のその笑顔を見ると、崩れるほどにニヤリとしたが、例の羽織の紐を輪
形
(
なり
)
に
掉
(
ふ
)
って、格子を叩きながら、のそりと入った。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
フト立留まって、この
茅家
(
あばらや
)
を
覗
(
なが
)
めた夫人が、何と思ったか、主税と入違いに小戻りして、
洋傘
(
ひがさ
)
を袖の下へ
横
(
よこた
)
えると、惜げもなく、髪で、
件
(
くだん
)
の暖簾を分けて、隣の紺屋の
店前
(
みせさき
)
へ顔を入れた。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
覗
漢検準1級
部首:⾒
12画
“覗”を含む語句
覗見
差覗
覗込
垣覗
覗眼鏡
覗機関
明巣覗
股覗
覗窓戸
覗目鏡
覗得
覗口
覗出
覗入
見覗
藪覗
付覗
窺覗
盲目覗
盗人覗
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