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覗
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うか
ふりがな文庫
“
覗
(
うか
)” の例文
此
(
この
)
場所は
如何
(
いか
)
にも静で
且
(
か
)
つ
快濶
(
かいかつ
)
で、
如何
(
いか
)
な毒々しい運命の魔も身を隠して人を
覗
(
うか
)
がう暗い
蔭
(
かげ
)
のないのが僕の気に入ったからです。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
京に入りてより、嘲風氏に聞き、竹風君と話して彼が性行の一端を
覗
(
うか
)
がひ、逢ふて詩談を交へんとするの情あり。我仙台に入るや、招かれて一夜
大町
(
おほまち
)
の居にこの幸福なる詩人を訪ふ。(未完)
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
この時二階の笑声もぴたり止んで、下を
覗
(
うか
)
がい聞耳をたてている様子。自分は
狼狽
(
うろた
)
えて言葉が出ない。もじもじしていると台所口で「お待遠さま」という声がした。母は
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
何もそう謝るには及びません、僕も実は貴様が先刻僕の前に
佇立
(
つった
)
って僕ばかり見て
居
(
い
)
た時の風が
何
(
なん
)
となく
怪
(
あやし
)
かったから、それで
此処
(
ここ
)
へ来て
貴様
(
あなた
)
の
為
(
す
)
ることを
覗
(
うか
)
ごうて居たのです。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「貴様は
他人
(
ひと
)
の秘密を
覗
(
うか
)
がって
可
(
よ
)
いと思いますか。」と彼は
益
(
ますます
)
怪げな
笑味
(
えみ
)
を深くする。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
お光が居れば母もと
覗
(
うか
)
がったが女はお光一人、男は二人。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
覗
漢検準1級
部首:⾒
12画
“覗”を含む語句
覗見
差覗
覗込
垣覗
覗眼鏡
覗機関
明巣覗
股覗
覗窓戸
覗目鏡
覗得
覗口
覗出
覗入
見覗
藪覗
付覗
窺覗
盲目覗
盗人覗
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