“大町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおまち50.0%
おほまち33.3%
だいまち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
 ある日の晩大町おおまちと云う所を散歩していたら郵便局のとなりに蕎麦そばとかいて、下に東京と注を加えた看板があった。おれは蕎麦が大好きである。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしそのは吉江氏を始め、西条君や森口君とはずつと御無沙汰ごぶさたをつづけてゐる。唯鎌倉の大町おほまちにゐた頃、日夏君も長谷はせきよを移してゐたから、君とは時々往来わうらいした。
「仮面」の人々 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其の遊女の所へ尋ねてきはしないかと、吉原へ参って格子先を覗いて歩くと、辨天屋祐三郎ゆうざぶろうという江戸町一丁目の大籬おおまがきの次位大町だいまち小見世こみせというべき店で
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)