“大町桂月”の読み方と例文
読み方割合
おおまちけいげつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰り路に、若尾、輿石両君から、故大町桂月おおまちけいげつ氏の、南アルプス登山旅行に同行した話を聞く。桂月氏の風采が、けるが如く浮んで来る。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
「なに苦しくってもこれから少し稽古するんだ。大町桂月おおまちけいげつが飲めと云った」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なるほど誰やらを金魚の刺身にたとえた如く、あれは食品として人間すらなお断念している魚類だ。かつて大町桂月おおまちけいげつ君等はつたの温泉で食ったという話だが、少なくとも美味求真びみぐしんでない事だけは明白だ。