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辛
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やうや
ふりがな文庫
“
辛
(
やうや
)” の例文
斯くて
果
(
は
)
つべきに非ざれば、
辛
(
やうや
)
く我れと我身に思ひ決め、ふと首を擧ぐれば、振鈴の響耳に迫りて、身は
何時
(
いつ
)
しか庵室の前に立ちぬ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
御年
辛
(
やうや
)
く二十二、
青絲
(
せいし
)
の
髮
(
みぐし
)
、
紅玉
(
こうぎよく
)
の
膚
(
はだへ
)
、
平門
(
へいもん
)
第一の
美男
(
びなん
)
とて、かざす櫻も
色失
(
いろう
)
せて、何れを花、何れを人と分たざりけり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
本郷臺を
指
(
サス
)
ヶ
谷
(
ヤ
)
かけて下りける時、丸山新町と云へるを通りたることありしが、一葉女史がかゝる町の中に住まむとは、告ぐる人三たりありて吾等
辛
(
やうや
)
く
首肯
(
うなづ
)
きぬ。
一葉女史の「たけくらべ」を読みて
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
掻き亂れたる心、
辛
(
やうや
)
う我に歸りて、
熟〻
(
つら/\
)
思へば、世を捨つるとは輕々しき
戲事
(
ざれごと
)
に非ず。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“辛”の解説
辛(しん、かのと)は、十干の8番目である。
陰陽五行説では金性の陰に割り当てられており、ここから日本では「かのと」(金の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
辛
常用漢字
中学
部首:⾟
7画
“辛”を含む語句
辛々
辛苦
辛抱
辛労
塩辛
唐辛
辛夷
鹽辛
鹽辛聲
辛酉
唐辛子
世智辛
苦辛
辛子
居辛
辛防
御辛抱
辛未
辛而
辛気臭
...