“稍仰向”の読み方と例文
読み方割合
ややあふむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その証拠には実在の僕は目を開いてゐたのにもかかはらず、幻の僕は目をつぶつた上、稍仰向ややあふむいてゐたのである。僕は傍らにゐた芸者を顧み、「妙な顔がうつつてゐる」と言つた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)