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こずえ
ふりがな文庫
“こずえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
梢
96.2%
木末
1.3%
樹梢
1.1%
木梢
0.6%
林樾
0.2%
杪
0.2%
樹末
0.2%
稍
0.2%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梢
(逆引き)
盛夏
三伏
(
さんぷく
)
の頃ともなれば、影沈む緑の
梢
(
こずえ
)
に、月の
浪
(
なみ
)
越すばかりなり。冬至の第一日に至りて、はたと
止
(
や
)
む、あたかも
絃
(
げん
)
を断つごとし。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こずえ(梢)の例文をもっと
(50作品+)
見る
木末
(逆引き)
粕谷八幡はさして
古
(
ふる
)
くもないので、大木と云う程の大木は無い。御神木と云うのは
梢
(
うら
)
の
枯
(
か
)
れた杉の木で、此は
社
(
やしろ
)
の
背
(
うしろ
)
で高処だけに諸方から
目標
(
めじるし
)
になる。烏がよく其枯れた
木末
(
こずえ
)
にとまる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
こずえ(木末)の例文をもっと
(6作品)
見る
樹梢
(逆引き)
九日、朝四時というに起き出でて手あらい口そそぎ、高き杉の
樹梢
(
こずえ
)
などは見えわかぬほど霧深き暁の冷やかなるが中を歩みて、寒月子ともども本社に至り
階
(
きざはし
)
を上りて片隅に
扣
(
ひか
)
ゆ。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
こずえ(樹梢)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
木梢
(逆引き)
車漸く進みゆくに霧晴る。
夕日
(
ゆうひ
)
木梢
(
こずえ
)
に残りて、またここかしこなる
断崖
(
だんがい
)
の白き処を照せり。忽
虹
(
にじ
)
一道
(
いちどう
)
ありて、近き山の麓より立てり。幅きわめて広く、
山麓
(
さんろく
)
の人家三つ四つが程を占めたり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
こずえ(木梢)の例文をもっと
(3作品)
見る
林樾
(逆引き)
地は隈無く箒目の波を描きて、
斑
(
まだら
)
に
葩
(
はなびら
)
の白く散れる上に
林樾
(
こずえ
)
を洩るゝ日影濃く淡く
文
(
あや
)
をなしたる、
幾
(
ほとん
)
ど友禅模様の巧みを尽して
巣鴨菊
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
紙漉橋の袂に鉄砲垣を折り
回
(
めぐら
)
して、
生節
(
なまぶし
)
の冠木を見越しの
雑裁
(
うえごみ
)
の
林樾
(
こずえ
)
を深く(中略)春は塀外の桜、庭も
狭
(
せ
)
に散り込みて、打延る両岸の枝頭の色は大曲の
垠
(
はて
)
まで一目に
残余
(
なごり
)
無く
巣鴨菊
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
こずえ(林樾)の例文をもっと
(1作品)
見る
杪
(逆引き)
そこで帰って林の
杪
(
こずえ
)
に止まったが、もう前の不平は忘れて得意であった。
竹青
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
こずえ(杪)の例文をもっと
(1作品)
見る
樹末
(逆引き)
浮きたる方こそ
樹末
(
こずえ
)
なれ、根の方は
木理
(
きのめ
)
つみて
自然
(
おのず
)
と重ければ下に沈むなりと答へけるに、天神はまた同じやうなる
牝馬
(
めうま
)
二匹を
指
(
ゆびさ
)
して、
那箇
(
いずれ
)
が母か那箇が子か、と詰り問ひぬ。
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
こずえ(樹末)の例文をもっと
(1作品)
見る
稍
(逆引き)
稍
(
こずえ
)
にのみ
一團
(
いちだん
)
の
葉
(
は
)
があつて、
幹
(
みき
)
は
丁度
(
ちやうど
)
天幕
(
てんまく
)
の
柱
(
はしら
)
のやうに、
數百間
(
すうひやくけん
)
四方
(
しほう
)
規則正
(
きそくたゞ
)
しく
並
(
なら
)
んで
居
(
を
)
る
奇妙
(
きめう
)
な
林
(
はやし
)
の
下
(
した
)
を
窬
(
くゞ
)
つたりして、
道
(
みち
)
の
一里半
(
いちりはん
)
も
歩
(
あゆ
)
んだと
思
(
おも
)
ふ
頃
(
ころ
)
、
一個
(
いつこ
)
の
泉
(
いづみ
)
の
傍
(
そば
)
へ
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こずえ(稍)の例文をもっと
(1作品)
見る
“こずえ”の意味
《名詞》
こずえ【梢、杪】
幹や枝の先。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
こずゑ
うら
コヌレ
やゝ
やや
こぬれ
りんゑつ
うらき
ヤヽ
こづえ