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稍
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ようや
ふりがな文庫
“
稍
(
ようや
)” の例文
筏乗は悪く致すと岩角に
衝当
(
つきあた
)
り、水中へ
陥
(
おち
)
るような事が毎度ありますが、山田川から前橋まで
漕出
(
こぎだ
)
す賃金は
稍
(
ようや
)
く金二円五十銭ぐらいのもので、長い
楫
(
かじ
)
を持ち筏の上に乗って
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
只今なれば起るのが十時でげすな、
往時
(
まえ
)
は
巳刻
(
よつ
)
と云った時分に
稍
(
ようや
)
く眼を覚して
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と殿様は
稍
(
ようや
)
く起上りましたが、血だらけでございます。是は權六の血だらけの手で押付けられたから、顔から胸から血だらけで、これを見ると御家来が驚きまして、呆れて口が利けません。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
えゝ早々お礼に
罷
(
まか
)
り
出
(
い
)
ずべきでござったが、
主用
(
しゅよう
)
繁多に
就
(
つ
)
き存じながら大きにお礼が延引いたしました、
稍
(
ようや
)
く
今日
(
こんにち
)
番退
(
ばんび
)
きの帰りに
罷出
(
まかりで
)
ました儀で、先生御在宅なれば目通りを致しとうござる
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
重「これは蹈めません、
鈍刀
(
なまくら
)
で、
稍
(
ようや
)
く一両二分ぐらいなものでございます」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
と
稍
(
ようや
)
くの事で止めました。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
稍
漢検1級
部首:⽲
12画
“稍”を含む語句
稍々
稍〻
稍深
稍霎時
稍難航
稍覚暖
稍羞
稍緒
稍疲
稍然
稍明
稍後
稍傲
稍仰向
稍事
稍久
稍与二月気候相似
稍〻物