“フリ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ふり
語句割合
16.7%
穂利16.7%
空揚16.7%
16.7%
16.7%
風俗16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
記・紀に見えた大歌——歌・フリをこめて——と、万葉の一・二に残つた宮廷詩との差異は、下の二つである。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まやの神は、石垣島で六月の頃行ふ穂利フリの祭りの日に、ともまやの神を連れて家々を祝福して歩く神である。此神には勿論、村の青年が仮装するのであるが、村人は、神である事を信じてゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
蛙の料理というと、牛酪炒ソテエ空揚フリ薄衣揚コットレット葡萄酒煮シャッスウル、ジェリ寄せ、ムニエル、ミラネェゼなどといろいろございます。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それからフォルムですが……これはパトウですわ。このフリ結目ヌウもおかしなくらい無意味でしょう。ところがこれが全体を
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
イサギヨき神国のフリ けがさじと こゝろくだくか。神国の人
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
前代の風俗フリウタを中心に綴つた説話記録が、歌物語となり、自分の身辺の応酬を記した部分が日記歌として行はれるやうになり、其が更に単独な物語や、家集・日記・世代歴史ヨツギモノガタリを生む様になつた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)