“にぎや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
99.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランスの東部の山の中の小さな町に、いちがたつて、近在から農夫たちがたくさん集り、にぎやかな一日が暮れた、その晩のことです。
エミリアンの旅 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
しかし、蹄の音がまだ消えるか、消えないうちに、たちまち屈託のない、野放図のほうずな百姓たちの笑い声が、にぎやかに雲のようにきあがる。
南方郵信 (新字新仮名) / 中村地平(著)
障礙物しょうがいぶつは巡査派出所だが、これはどちらにも一箇所ずつある。そこで利害を比較すれば、只にぎやかな切通しを避けて、寂しい無縁坂を取ると云うことに帰着する。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)