“風(ぜか)” の例文
さるほどに今歳(ことし)も空(むな)しく春(はる)くれて衣(ころも)ほすてふ白妙(しろたへ)の色(いろ)に咲(さく)垣根(かきね)の卯(う)の花(はな)、こゝにも一ツの玉川(たまがは)がと、遣水(やりみづ)の流(なが)れ細(ほそ)き所(ところ)に影(かげ)をうつして、風(ぜか)なくても凉(すゞ)しき夏(なつ)の夕暮(ゆふぐれ)、いと子(こ)湯(ゆ)あがりの散歩(そゞろあるき)に
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)