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風
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ふう
ふりがな文庫
“
風
(
ふう
)” の例文
さて、
屋根
(
やね
)
の
上
(
うへ
)
に
千人
(
せんにん
)
、
家
(
いへ
)
のまはりの
土手
(
どて
)
の
上
(
うへ
)
に
千人
(
せんにん
)
といふ
風
(
ふう
)
に
手分
(
てわ
)
けして、
天
(
てん
)
から
降
(
お
)
りて
來
(
く
)
る
人々
(
ひと/″\
)
を
撃
(
う
)
ち
退
(
しりぞ
)
ける
手
(
て
)
はずであります。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
等伯が、もっぱら、
牧谿
(
もっけい
)
の
風
(
ふう
)
を慕っていたといわれる如く、武蔵画にも、どこか、牧谿にさえ、似ているところがないとはいえない。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戸外
(
そと
)
には車を待たして置いていかにも
急
(
いそが
)
しい大切な用件を身に帯びているといった
風
(
ふう
)
で一時間もたつかたたない
中
(
うち
)
に帰ってしまった。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私
(
わたくし
)
はだんだんそんな
風
(
ふう
)
に
感
(
かん
)
ずるようになったのでございます。
何
(
いず
)
れ、あなた
方
(
がた
)
にも、その
味
(
あじ
)
がやがてお
判
(
わか
)
りになる
時
(
とき
)
が
参
(
まい
)
ります……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ところが、その
後
(
ご
)
多分
(
たぶん
)
朝鮮
(
ちようせん
)
支那
(
しな
)
の
風
(
ふう
)
が
傳
(
つた
)
はつたのでありませうが、
横
(
よこ
)
からはひる
長
(
なが
)
い
石
(
いし
)
の
部屋
(
へや
)
が
塚
(
つか
)
の
中
(
なか
)
に
造
(
つく
)
られることになりました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
この
風
(
ふう
)
は今でも正式の
饗宴
(
きょうえん
)
には伝わっている。決して
埃
(
ほこり
)
だらけの
刺身
(
さしみ
)
や
蒲鉾
(
かまぼこ
)
を、むしゃむしゃ食うばかりが肴ではなかったのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
全体
我邦
(
わがくに
)
の家庭は主人一人の翫具や慰みのために多額の金を
費
(
ついや
)
して家族一同のためには一銭二銭の買物さえ惜しがるという
風
(
ふう
)
がある。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
荷物にも福澤と記さず、コソ/\して往来するその
有様
(
ありさま
)
は、
欠落者
(
かけおちもの
)
が人目を忍び、
泥坊
(
どろぼう
)
が逃げて
廻
(
ま
)
わるような
風
(
ふう
)
で、誠に面白くない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
ちよつとたぢろぐやうな
風
(
ふう
)
で、不安さうに彼等を見たが、詰襟が両手にもつてゐるフアイヤガンを見ると、遽かに驚異の目を光らした。
フアイヤ・ガン
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
しかし
祖父
(
そふ
)
が
聞
(
き
)
きたいと思ってるのは、そんなものではなかった。
祖父
(
そふ
)
は口をつぐんで、もうクリストフに取りあわない
風
(
ふう
)
をした。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
定
(
さだ
)
めてあの
張作霖
(
ちやうさくりん
)
がそんな
風
(
ふう
)
に
相好
(
さうかう
)
を
崩
(
くづ
)
してのけぞり
返
(
かへ
)
つただらうと
思
(
おも
)
ふと、その
昔
(
むかし
)
馬賊
(
ばぞく
)
の
荒武者
(
あらむしや
)
だつたといふ
人
(
ひと
)
のよさも
想像
(
さうざう
)
されて
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そして
御主人
(
ごしゅじん
)
から
強
(
つよ
)
い
侍
(
さむらい
)
をさがして
来
(
こ
)
いという
仰
(
おお
)
せを
受
(
う
)
けて、こんな
風
(
ふう
)
をして
日本
(
にほん
)
の
国中
(
くにじゅう
)
をあちこちと
歩
(
ある
)
きまわっているのでした。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
発田はへんに落着かない
風
(
ふう
)
に、身体をもじもじしたり、意味なく手をうごかしたりしていた。彼を意識しているのは明かであった。
黄色い日日
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
小室
鈍
(
にぶ
)
いぞ。先方は先方で僕が失業したからと言って、月々二十円送る
風
(
ふう
)
をする。それに対して、僕から月々お礼状が行くんだ。
秀才養子鑑
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
斯う言ひながら、また梨を
剥
(
む
)
き初めたお光の右の中指の先きが、
白紙
(
はくし
)
で
結
(
ゆ
)
はへてあるのを、小池は初めて氣がついた
風
(
ふう
)
で見てゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
淡い月光の下に、草原をもぐらの大群が、突撃隊のように、ころころと、はっていくところは、なかなか
風
(
ふう
)
がわりな風景であった。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かういふ
風
(
ふう
)
にくろうとらしい
歌
(
うた
)
をお
作
(
つく
)
りになつたので、
歴代
(
れきだい
)
の
皇族方
(
こうぞくがた
)
の
中
(
うち
)
では、
文學
(
ぶんがく
)
の
才能
(
さいのう
)
から
申
(
まを
)
して、
第一流
(
だいゝちりゆう
)
にお
据
(
すわ
)
りになる
方
(
かた
)
です。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そう
思
(
おも
)
えばますます
居堪
(
いたま
)
らず、
衝
(
つ
)
と
立
(
た
)
って
隅
(
すみ
)
から
隅
(
すみ
)
へと
歩
(
ある
)
いて
見
(
み
)
る。『そうしてからどうする、ああ
到底
(
とうてい
)
居堪
(
いたたま
)
らぬ、こんな
風
(
ふう
)
で一
生
(
しょう
)
!』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つたる
大形
(
おほがた
)
の
裕衣
(
ゆかた
)
に
引
(
ひつ
)
かけ
帶
(
おび
)
は
黒繻子
(
くろじゆす
)
と
何
(
なに
)
やらのまがひ
物
(
もの
)
、
緋
(
ひ
)
の
平
(
ひら
)
ぐけが
背
(
せ
)
の
處
(
ところ
)
に
見
(
み
)
えて
言
(
い
)
はずと
知
(
し
)
れし
此
(
この
)
あたりの
姉
(
あね
)
さま
風
(
ふう
)
なり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其麽
(
そんな
)
風
(
ふう
)
ぢや
不可
(
いけな
)
い、兄弟一緒に寄越すさ。遅く入学さして置いて、卒業もしないうちから、子守をさせるの何のつて下げて了ふ。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
趣
(
おもむ
)
きを
如何
(
どう
)
いふ
風
(
ふう
)
に
畫
(
か
)
いたら、
自分
(
じぶん
)
の
心
(
こゝろ
)
を
夢
(
ゆめ
)
のやうに
鎖
(
と
)
ざして
居
(
ゐ
)
る
謎
(
なぞ
)
を
解
(
と
)
くことが
出來
(
でき
)
るかと、それのみに
心
(
こゝろ
)
を
奪
(
と
)
られて
歩
(
ある
)
いた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
こういう
風
(
ふう
)
に
羽翼
(
うよく
)
を附けてこういうように飛ばせば飛ばぬはずはないと見込がついた上でさて
雛形
(
ひながた
)
を
拵
(
こしら
)
えて飛ばして見ればはたして飛ぶ。
中味と形式
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その時氣づいたことだが、彼は別にふところ手をしてゐる
風
(
ふう
)
にもないのだが、左手の袖がぶらぶらし、袖の中がうつろに見えるのであつた。
癩
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
かの子 ここの所
一寸
(
ちょっと
)
そういう
風
(
ふう
)
な状態ですね。
極
(
ご
)
く
繊細
(
せんさい
)
な感覚的な
拾物
(
ひろいもの
)
程度のものは一部の人の中に入って来てはいるけど。
新時代女性問答
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
かういふ
風
(
ふう
)
にしてわが
地球
(
ちきゆう
)
の
知識
(
ちしき
)
はだん/\
進
(
すゝ
)
んで
來
(
き
)
たけれども、
其内部
(
そのないぶ
)
の
成立
(
なりた
)
ちに
立入
(
たちい
)
つた
知識
(
ちしき
)
は
毛頭
(
もうとう
)
進
(
すゝ
)
んでゐないといつて
宜
(
よろ
)
しかつた。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
こま/\した幾つかの小さな畑に
区劃
(
くくわく
)
され、豆やら大根やら
黍
(
きび
)
やら
瓜
(
うり
)
やら——様々なものがごつちやに、
風
(
ふう
)
も
態
(
ざま
)
もなく
無闇
(
むやみ
)
に仕付けられた。
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
さう言ひ乍ら、主人峰右衞門が、袂の中から取出したのは、半紙一枚を細く疊んだ、結び
文
(
ぶみ
)
風
(
ふう
)
の手紙で、押し開くと消し炭で
銭形平次捕物控:246 万両分限
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
以上
(
いじよう
)
お
話
(
はなし
)
したのは、つゞめていふと
暑
(
あつ
)
い
𤍠帶
(
ねつたい
)
から
暖
(
だん
)
、
温
(
おん
)
、
寒
(
かん
)
といふ
風
(
ふう
)
にその
各地方
(
かくちほう
)
に
適
(
てき
)
してよく
育
(
そだ
)
つ
森林
(
しんりん
)
の
區域
(
くいき
)
と、その
帶
(
たい
)
の
特徴
(
とくちよう
)
とでした。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
と聞いて
頷
(
うなず
)
くのを見て、
年紀上
(
としうえ
)
だけに
心得顔
(
こころえがお
)
で、
危
(
あぶな
)
っかしそうに
仰向
(
あおむ
)
いて
吃驚
(
びっくり
)
した
風
(
ふう
)
でいる幼い方の、
獅子頭
(
ししがしら
)
を
背後
(
うしろ
)
へ引いて
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ちっとも昔の武士らしい
風
(
ふう
)
はありやせん、みんな金のためにかかってる。何、僕だって軍人は必ず貧乏しなけりゃならんというのじゃない。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
父祖は、ずっと東方のバクトリヤ辺から来たものらしく、いつまでたっても都の
風
(
ふう
)
になじまぬすこぶる
陰鬱
(
いんうつ
)
な
田舎者
(
いなかもの
)
である。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
男と女とあまい
風
(
ふう
)
付きで並んで行くもの、電車の中でツンとしているもの、大声でシャベルもの、矢鱈に他人に親切なもの
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
ただし今戸橋をわたってすぐの右側には、土蔵をもったり、土塀をめぐらしたりした「寮」といった
風
(
ふう
)
の建物がしばらくそこに立並んでいた。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
着ているものは、汗によごれ、わかめのようにぼろの下がった松坂木綿の
素袷
(
すあわせ
)
だが、豪快の
風
(
ふう
)
あたりをはらって、とうてい
凡庸
(
ぼんよう
)
の相ではない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
中世以来学問道徳の権威としてこの国に臨んで来た
漢学
(
からまな
)
び
風
(
ふう
)
の因習からも、仏の道で教えるような物の見方からも離れよということであった。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
僧三 なにしろ今時の若いお
弟子
(
でし
)
たちとは心がけが違っていましたからね。このように
懈怠
(
けたい
)
の
風
(
ふう
)
の起こるのは実に嘆かわしいことと思います。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
風
(
ふう
)
に
一寸
(
ちょっと
)
垢脱
(
あかぬけ
)
のした処が有ったかも知れぬが、
夫
(
それ
)
とても浮気男の眼を
惹
(
ひ
)
く
位
(
ぐらい
)
の価値で大した女ではなかったのに、私は非常に感服して了った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
これについて
奇態
(
きたい
)
なことは、高きより落ちる夢を見て、けっして下まで落ちきった夢は見ない。いつも夢の浮き橋で中絶するという
風
(
ふう
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
股引と上着とに各二種
宛
(
づつ
)
の別有るは地方の
風
(
ふう
)
の
異
(
ことな
)
るを示すものが
階級
(
かいきう
)
の上下を示すものか是亦
疑
(
うたが
)
ひ無き能はざれど、其二種に限られしが如きと
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
若
(
わか
)
き
血潮
(
ちしほ
)
の
漲
(
みな
)
ぎりに、私は
微醺
(
びくん
)
でも
帶
(
お
)
びた時のやうにノンビリした
心地
(
こゝち
)
になツた。友はそんなことは氣が
付
(
つ
)
かぬといふ
風
(
ふう
)
。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
持
(
も
)
つて来た風呂敷包を
背負
(
せお
)
つて、古びた
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
を持つて、すり減した
朴歯
(
ほほば
)
の下駄を
穿
(
は
)
いて、しよぼたれた
風
(
ふう
)
をして、隣の老人は
暇
(
いとま
)
を告て行つた。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
執着の強い笠井も
立
(
たた
)
なければならなくなった。その場を取りつくろう世辞をいって怒った
風
(
ふう
)
も見せずに坂を下りて行った。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「無論知らない人よ。こう髪を長く、おかっぱみたいにして、黒い服を着た、昔の美術家みたいな
風
(
ふう
)
をしていましたわ」
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
粗末
(
そまつ
)
な
布
(
きれ
)
の
下衣
(
したぎ
)
しか
着
(
き
)
てゐないで、
足
(
あし
)
には
何
(
なに
)
も
履
(
は
)
かず、
眼
(
め
)
は
落着
(
おちつ
)
いてゐて、
別
(
べつ
)
に
驚
(
おどろ
)
いた
風
(
ふう
)
も
無
(
な
)
く、こちらを
見上
(
みあ
)
げた。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
そうして、今度ひとりで旅に出ると宿屋の
食膳
(
しょくぜん
)
のおかずの食い方がわからないといったような
風
(
ふう
)
があるのではないか。
さるかに合戦と桃太郎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
入
(
い
)
る
船
(
ふね
)
停泊
(
とゞま
)
つて
居
(
ゐ
)
る
船
(
ふね
)
、
其
(
その
)
船々
(
ふね/″\
)
の
甲板
(
かんぱん
)
の
模樣
(
もやう
)
や、
檣上
(
しやうじやう
)
に
飜
(
ひるがへ
)
る
旗章
(
はたじるし
)
や、また
彼方
(
かなた
)
の
波止塲
(
はとば
)
から
此方
(
こなた
)
へかけて
奇妙
(
きめう
)
な
風
(
ふう
)
の
商舘
(
しやうくわん
)
の
屋根
(
やね
)
などを
眺
(
なが
)
め
廻
(
まわ
)
しつゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
宅
(
うち
)
の殿様がお里に
成
(
た
)
って
遣
(
や
)
るのだからいけませんよ、そうすると、
彼奴
(
あいつ
)
が此の
家
(
うち
)
の息子の
風
(
ふう
)
をしましょう、草履取でさえ随分ツンケンした奴だから
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これは漁村がその師
大田錦城
(
おおたきんじょう
)
の
風
(
ふう
)
を慕って栽えさせたのである。当時漁村は六十二歳で、
躋寿館
(
せいじゅかん
)
の講師となっていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
こんな
風
(
ふう
)
に
話
(
はなし
)
をしてゐたら、お
終
(
しまひ
)
には
喧嘩
(
けんくわ
)
になつてしまひませう。ところが
喧嘩
(
けんくわ
)
にならない
前
(
まへ
)
に、一
匹
(
ぴき
)
の
蛙
(
かへる
)
が
水
(
みづ
)
の
中
(
なか
)
からぴよんと
跳
(
と
)
び
出
(
だ
)
して
來
(
き
)
ました。
お母さん達
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
「何に、つい二、三日前にね、山の中で林務官を殺して逃げた奴があるでね、
其奴
(
そいつ
)
が何でも坊様の
風
(
ふう
)
をして逃げたって事だで、其奴を探すんずらい。」
木曽御嶽の両面
(新字新仮名)
/
吉江喬松
(著)
“風”の意味
《名詞》
(かぜ)空気の流れ。
(かぜ)ある勢力の勢い
(フウ)風習。気風。慣習。雰囲気。
(フウ)風体。恰好。
(フウ)様子。ふり。
(フウ)性向。性格。傾向。きらい。
(フウ)体裁。聞こえ。
(フウ)様態。感じ。
(出典:Wiktionary)
“風”の解説
風(かぜ)とは、空気の流れのこと、流れる空気自体のこと、またはそれによる現象(ビル風など)のことである。
(出典:Wikipedia)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“風”を含む語句
風采
風俗
暴風
暴風雨
中風
南風
東風
風姿
風呂
北風
西風
手風琴
風習
疾風
旋風
風体
風呂敷包
颶風
風評
東南風
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