“檣上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうじやう50.0%
しょうじょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふね停泊とゞまつてふねその船々ふね/″\甲板かんぱん模樣もやうや、檣上しやうじやうひるがへ旗章はたじるしや、また彼方かなた波止塲はとばから此方こなたへかけて奇妙きめうふう商舘しやうくわん屋根やねなどをながまわしつゝ
れば奇怪きくわいふねわれ信號しんがうこゝろみんとならば、はたして如何いかなる手段しゆだんをかるとながめてると、たちまる、海蛇丸かいだまるの、檣上しやうじやう檣下しやうげ船首せんしゆ船尾せんび右舷うげん左舷さげん閃々せん/\たる電燈でんとうかゞやでゝ
黒衣の新夫婦は唖々ああと鳴きかわして先になり後になりうれえず惑わずおそれず心のままに飛翔ひしょうして、疲れると帰帆の檣上しょうじょうにならんで止って翼を休め、顔を見合わせて微笑ほほえ
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)