檣上しやうじやう)” の例文
ふね停泊とゞまつてふねその船々ふね/″\甲板かんぱん模樣もやうや、檣上しやうじやうひるがへ旗章はたじるしや、また彼方かなた波止塲はとばから此方こなたへかけて奇妙きめうふう商舘しやうくわん屋根やねなどをながまわしつゝ
れば奇怪きくわいふねわれ信號しんがうこゝろみんとならば、はたして如何いかなる手段しゆだんをかるとながめてると、たちまる、海蛇丸かいだまるの、檣上しやうじやう檣下しやうげ船首せんしゆ船尾せんび右舷うげん左舷さげん閃々せん/\たる電燈でんとうかゞやでゝ
安全あんぜん進航しんかう表章ひやうしようとなるべき球形きゆうけい檣燈しやうとうが、なにかの機會はづみいとえんはなれて、檣上しやうじやう二十フヒートばかりのところから流星りうせいごと落下らくかして、あはやと船長せんちやうてる船橋せんけうあたつて、とう微塵みじんくだ