“風(かげ)” の例文
足(あし)を運(はこ)び給(たま)はゞ忍(しの)ぶが岡(おか)の緑樹(りよくじゆ)の朝(あさ)つゆ、寐間着(ねまき)のまゝにも踏(ふ)み給(たま)ふべし、螢名所(ほたるめいしよ)の田畑(たばた)も近(ちか)かり、只(たゞ)天王寺(てんわうじ)の近(ちか)き爲(ため)に、蚊(か)はあまり少(すく)なからねど、吹(ふ)き拂(はら)ふに足(た)る風(かげ)十分(じふゞん)なり
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)