“冠者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじゃ46.2%
かんじゃ38.5%
かじや7.7%
くわじや7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつのまにかおりっぱな冠者かじゃにおなりなされ、世が世ならばもういまじぶんはひとかどのおんたいしょうでござりますけれども
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「自分の参る番であったが、渋谷殿を誘うて来た道の都合で、箱田の冠者かんじゃに行ってもろうた。もうやがてお連れして見えるだろう」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
凡そ政界にも、教界にも、旗亭に集まるものも、富豪の骨牌かるたづくゑのめぐりに寄るものも、社會といふ社會の限、必ず太郎冠者くわじやのやうなるものありて、もろ人の嘲戲は一身にあつまる習なり。