“宮毘羅”の読み方と例文
読み方割合
くびら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのクムヒルの原語クムビラの音訳が薬師の十二神将の宮毘羅くびら、仏の大弟子の金毘羅比丘こんぴらびく、讃岐に鎮座して賽銭を多くせしめる金毘羅大権現等で、仏典には多く蛟竜と訳し居る。
事実は菅公のたゝりを気に病む餘り病気に取りかれ、枕許まくらもとに験者を招いて薬師経を読み上げさせていたところ、経の中に宮毘羅くびら大将と云う文句があったのを、「汝をくびる」と聞き違えて悶絶もんぜつ
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)