“卜占”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼくせん55.6%
うらない33.3%
ウラナイ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また卜占ぼくせんということに思い及ばないではありません。何か天のおつげがあって、南へ行けとか、北がよろしいとかの示教があるとしたら妙だろう。
「お師匠さまが山科の家のかどに立って、これは凶宅じゃ、住む人の命はつまいと言われたが、その卜占うらないはたしかにあたった」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さらに卜占ウラナイの呪術を行う者が、俗に外法頭ゲホウガシラと称する——福助のような頭をした者の髑髏を有していると、呪術が思うように行えるとて、これを所持していた話が沢山に残っている。
屍体と民俗 (新字新仮名) / 中山太郎(著)