“占卜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんぼく66.7%
うらなひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利家は、易者と聞いて、失笑をおぼえたが、その易者をねめすえて、こういった後、占卜せんぼくをとらせた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前々から聞いていたことだが、錦屏山きんびょうざん岩窟いわあなにひとりの道士がいるそうな。紫虚上人しきょしょうにんといわれ、よく占卜せんぼくを修め、吉凶禍福の未来を問うに、掌をさすようによくあたるという。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あるひは樺の皮を用ゐて占卜うらなひに餘念もない『豫言』の神まである。これだけの神が揃つても、天の岩屋に隱れた太陽をどうすることも出來なかつた。最後に、そこへ面白い恰好をした女神が來た。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)