“占者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらないしゃ33.3%
うらなひしや33.3%
うらない26.7%
せんせい6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この空谷子と云うのは、こういう時に、話しをするのに都合よく出来上った、哲学者みたような占者うらないしゃみたような、妙な男である。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
するとあによめがそれに賛成して、一週間許り前占者うらなひしやに見てもらつたら、此人このひとは屹度人のかみに立つに違ないと判断したから大丈夫だと主張したのださうだ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
よくあたりましたで御座いましょう。妾はこの国第一の年寄りで、又この国第一の占者うらないなので御座いますもの。当らない筈は御座いませぬ。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
その理由わけは何故だか、僕にも話しませんでしたけれども、大方狸穴の占者せんせいの云った事を本当にし過ぎて、誰かが自分を狙っているように思ったのじゃないかと思います。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)