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占者
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うらないしゃ
ふりがな文庫
“
占者
(
うらないしゃ
)” の例文
この空谷子と云うのは、こういう時に、話しをするのに都合よく出来上った、哲学者みたような
占者
(
うらないしゃ
)
みたような、妙な男である。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから驚いて
毘沙門
(
びしゃもん
)
様に
願
(
がん
)
がけをしたり、
占者
(
うらないしゃ
)
に見て貰うと、これは
内々
(
うち/\
)
の者が取ったに違いないと申しましたから、
皆
(
みんな
)
の文庫や
葛籠
(
つゞら
)
を検めようと思って居ります
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
岸本はあだかも、手相を
観
(
み
)
る
占者
(
うらないしゃ
)
の前にでも出して見せるような手付をして、自分で自分の手を眺めた。その手を他から出された手のようにして出し直して見た。実際、それは誰の手でも無かった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ベッドの明智が、
占者
(
うらないしゃ
)
にでもたずねるようにいった。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
すると嫂がそれに賛成して、一週間ばかり前
占者
(
うらないしゃ
)
に見てもらったら、この人はきっと人の
上
(
かみ
)
に立つに違ないと判断したから大丈夫だと主張したのだそうだ。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
何うして
私
(
わたし
)
が水道端へ
行
(
ゆ
)
く事を知っているだろうか、本当に
占者
(
うらないしゃ
)
のような人だと云いながら、水道端なる相川新五兵衞方へ参りましたが、孝助は養子に成って間もなく旅へ出立し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「はゝアこれが、
昨日
(
きのう
)
良石和尚が教えたには今日の八ツ頃には必ず逢いたいものに逢う事が出来ると仰せあった
占者
(
うらないしゃ
)
だな、
敵
(
かたき
)
の手掛りが分り、源次郎お國に
廻
(
めぐ
)
り逢う事もやあろうか、何にしろ判断して貰おう」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
占
常用漢字
中学
部首:⼘
5画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“占”で始まる語句
占
占領
占拠
占問
占筮
占有
占術
占守
占師
占治茸