“占拠”の読み方と例文
読み方割合
せんきょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ播州ばんしゅう一国の変ではありませぬ。いまや尼子あまこ勝久は、その臣、山中鹿之介らを擁して、秀吉の力をかり、上月城を占拠せんきょしておる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かまうことはない、生きている金属は人間よりもかしこくて、強力なんだから、思いのままに人間を襲撃しゅうげきして、そのからだを占拠せんきょすることができるんだ
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
オリオン峠は既に米軍に占拠せんきょされていて、二箇大隊は猛烈な攻撃を受け大隊長以下ほとんど全滅、わずか二十数名の兵がサンホセに還って来たのみである。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)