“せんきょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
選挙38.9%
占拠33.3%
船渠16.7%
仙去5.6%
遷居5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正吉しょうきちは、選挙せんきょに一ぴょうとうじてから、社会人しゃかいじんになれたという、つよ自覚じかくをもつと同時どうじに、自然しぜん観察かんさつから、また仕事しごとのうえにもだいなる自信じしんました。
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かまうことはない、生きている金属は人間よりもかしこくて、強力なんだから、思いのままに人間を襲撃しゅうげきして、そのからだを占拠せんきょすることができるんだ
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
旅順陥落の翌々日、船渠せんきょ船舶等艦隊の手に引き取ることと相成り、将校以下数名上陸いたし、私儀も上陸つかまつそろ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
ここおいて私の考えておりましたとおり至道の死去は、その実普通の死去でありませんので、前に申しました漢の李少君りしょうくんや、我国の白箸翁しろはしおうるいで、全く屍解しかい仙去せんきょであったことが明白になりました。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
不幸にして七年前、遷居せんきょの際に、途中で一つの本箱をわし、その半数の書籍を紛失したが、ちょうどこのノオトも、その時に共に紛失してしまったのである。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)