“一騎打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっきうち60.0%
いっきう20.0%
いつきうち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うものが運命なら運命のぎりぎりの根元のところへ、向うものが事情なら、これ以上割り切れない種子のところに詰め寄って、掛値かけねなしの一騎打いっきうちの勝負をしよう。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
かれは、むかしの武士が一騎打いっきうちの敵にでも呼びかけるような気持ちになり、一度息をのんでから、さけぶようにいった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
襖一重ふすまひとへ一騎打いつきうちで、座敷方ざしきがたでは切所せつしよふせいだ、其處そこ一段いちだんひくいのも面白おもしろい。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)