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寢靜
読み方 | 割合 |
ねしづ | 66.7% |
ねしづま | 16.7% |
ねじづ | 16.7% |
路の
兩側しばらくのあひだ、
人家が
斷えては
續いたが、いづれも
寢靜まつて、
白けた
藁屋の
中に、
何家も
何家も
人の
氣勢がせぬ。
晴すべしと其夜
近所合壁の
寢靜りたる頃藤重が家に
忍び行て見るに是は如何に
何程開かんとしても
戸は
釘にて
外より
打ち
付て有ば少しも
開ず内の樣子を
けれども
南瓜はくやしくつて、くやしくつて、たまらず、その
晩、みんなの
寢靜まるのを
待つて、
地べたに
頬をすりつけて、
造物主の
神樣をうらんで
男泣きに
泣きました。