“男泣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこなき60.0%
をとこな20.0%
をとこなき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男泣おとこなきに後悔して居りましたが、また気を取直し、何程思ったってくやんでも返らない事だ、仕方がない南無阿弥陀仏/\と口の中にて念仏を唱えながら、スーッと手を放す
けれども南瓜かぼちやはくやしくつて、くやしくつて、たまらず、そのばん、みんなの寢靜ねじづまるのをつて、べたにほつぺたをすりつけて、造物つくりぬし神樣かみさまをうらんで男泣をとこなきにきました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
つけよきやうにしてくれられんと男泣をとこなきに泣ながら氣のどくさうに言けるにぞ女房にようばうのおやすうらめしげにをつと十兵衞の顏を見つゝ餘りの事になみだこぼさずたゞ俯向うつむいて居たりける茲に十兵衞夫婦がなかに二人の娘ありあね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)