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開
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ぴら
ふりがな文庫
“
開
(
ぴら
)” の例文
目の前の大戸が、あたかも雷車の如き音を立って、グワラッグワラッグワラッと一気に押ッ
開
(
ぴら
)
かれたのです。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袖
(
そで
)
が長過ぎて、
襟
(
えり
)
がおっ
開
(
ぴら
)
いて、
背中
(
せなか
)
へ池が出来て、
腋
(
わき
)
の下が釣るし上がっている。いくら
不恰好
(
ぶかっこう
)
に作ろうと云ったって、こうまで念を入れて形を
崩
(
くず
)
す訳にはゆかないだろう。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
堅い木を
一
(
ひ
)
と
刻
(
きざ
)
みに
削
(
けず
)
って、厚い
木屑
(
きくず
)
が槌の声に応じて飛んだと思ったら、小鼻のおっ
開
(
ぴら
)
いた怒り鼻の側面がたちまち浮き上がって来た。その
刀
(
とう
)
の入れ方がいかにも無遠慮であった。
夢十夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その朝、宮津の指南番
大月玄蕃
(
おおつきげんば
)
は、暁天から屋敷の
鋲門
(
びょうもん
)
を八文字に
押
(
お
)
っ
開
(
ぴら
)
かせた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「む、では
汝
(
なんじ
)
は城門をおっ
開
(
ぴら
)
いて、いっきに、
寄手
(
よせて
)
を
蹴
(
け
)
ちらそうというのか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“開”を含む語句
打開
開放
展開
開口
開闢
開閉
開墾
序開
押開
開店
申開
言開
引開
半開
開山
蹴開
開化
開発
繰開
開封
...