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開
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ひ
ふりがな文庫
“
開
(
ひ
)” の例文
けれども私は、よしその時、そんなに素晴らしい前途が目の前に
開
(
ひ
)
らけていても、私はそれからさきにすすむべきではなかったのです。
入院患者
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
押
(
を
)
せば
開
(
ひ
)
らく
片折戸
(
かたをりど
)
に
香月
(
かうづき
)
そのと
女名
(
をんなヽ
)
まへの
表札
(
ひようさつ
)
かけて
折々
(
をり/\
)
もるヽ
琴
(
こと
)
のしのび
音
(
ね
)
、
軒端
(
のきば
)
の
梅
(
うめ
)
に
鶯
(
うぐひす
)
はづかしき
美音
(
びおん
)
をば
春
(
はる
)
の
月夜
(
つきよ
)
のおぼろげに
聞
(
き
)
くばかり
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我輩
(
わがはい
)
の家で
開
(
ひ
)
らくとすればもとより営利のためでないから会費二円としてもその二円を尽く料理の方へ向ける事が出来ます。外の諸雑費は我輩から持出して構わん。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
こらせし
母
(
はゝ
)
も
水初穂取
(
みづはつほと
)
りに
流
(
なが
)
し
元
(
もと
)
へ
立
(
た
)
ちしお
福
(
ふく
)
も
狼狽敷
(
あはたゞしく
)
枕元
(
まくらもと
)
にあつまればお
千代
(
ちよ
)
閉
(
と
)
ぢたる
目
(
め
)
を
開
(
ひ
)
らき。
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
女は
破
(
や
)
れ
窓
(
まど
)
の障子を
開
(
ひ
)
らきて
外面
(
そとも
)
を見わたせば、向ひの
軒
(
のき
)
ばに月のぼりて、
此処
(
こゝ
)
にさし入る影はいと白く、霜や添ひ
来
(
き
)
し身内もふるへて、寒気は
肌
(
はだ
)
に針さすやうなるを
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
大路
(
おほぢ
)
を
見渡
(
みわた
)
せば
罪
(
つみ
)
なき
子供
(
こども
)
の三五
人
(
にん
)
手
(
て
)
を
引
(
ひき
)
つれて
開
(
ひ
)
いらいた
開
(
ひ
)
らいた
何
(
なん
)
の
花
(
はな
)
ひらいたと、
無心
(
むしん
)
の
遊
(
あそ
)
びも
自然
(
しぜん
)
と
靜
(
しづ
)
かにて、
廓
(
くるわ
)
に
通
(
かよ
)
ふ
車
(
くるま
)
の
音
(
おと
)
のみ
何時
(
いつ
)
に
變
(
かわ
)
らず
勇
(
いさ
)
ましく
聞
(
きこ
)
えぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一念
(
いちねん
)
此處
(
こヽ
)
に
集
(
あつ
)
まりては
今更
(
いまさら
)
に
紛
(
まぎ
)
らはすべき
手段
(
しゆだん
)
もなく、
朝
(
あさ
)
も
晝
(
ひる
)
も
燭
(
しよく
)
をとりても、はては
學校
(
がくかう
)
へ
行
(
ゆ
)
きても
書
(
しよ
)
を
開
(
ひ
)
らきても、
西行
(
さいぎやう
)
の
歌
(
うた
)
と
令孃
(
ひめ
)
の
姿
(
すがた
)
と
入
(
い
)
り
亂
(
み
)
だれて
眼
(
め
)
の
前
(
まへ
)
を
離
(
はな
)
れぬに
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
燈火
(
ともしび
)
の
下
(
もと
)
に
書物
(
しよもつ
)
を
開
(
ひ
)
らき、
膝
(
ひざ
)
に
抱
(
いだ
)
きて
畫
(
ゑ
)
を
見
(
み
)
せ、これは
何時何時
(
いつ/\
)
の
昔
(
むか
)
し
何處
(
どこ
)
の
國
(
くに
)
に、
甚樣
(
じんさま
)
のやうな
剛
(
つよ
)
き
人
(
ひと
)
ありて、
其時代
(
そのとき
)
の
帝
(
みかど
)
に
背
(
そむ
)
きし
賊
(
ぞく
)
を
討
(
う
)
ち、
大功
(
たいこう
)
をなして
此畫
(
このゑ
)
は
引上
(
ひきあげ
)
の
處
(
ところ
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
草
(
くさ
)
むしりに
庭掃除
(
にはさうぢ
)
ぐらゐはとて、六十
男
(
をとこ
)
のする
仕事
(
しごと
)
ぞかし、
勿躰
(
もつたい
)
なや
古事記
(
こじき
)
舊事記
(
くじき
)
を
朝夕
(
あさゆふ
)
に
開
(
ひ
)
らきて、
万葉集
(
まんえふしふ
)
に
不審紙
(
ふしんがみ
)
をしたる
手
(
て
)
を、
泥鉢
(
どろばち
)
のあつかひに
汚
(
け
)
がす
事
(
こと
)
と
人
(
ひと
)
は
知
(
し
)
らねど
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一通は手もとふるへて
巻納
(
まきおさ
)
めぬ、二通も同じく、
三通
(
さんつう
)
四通
(
しつう
)
五六通
(
ごろくつう
)
より少し顔の色かはりて見えしが、
八九十通
(
はちくじつゝう
)
十二通
(
じうにつう
)
、開らきては読み、よみては
開
(
ひ
)
らく、
文字
(
もんじ
)
は目に
入
(
い
)
らぬか、入りても
得
(
え
)
よまぬか。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“開”を含む語句
打開
開放
展開
開口
開闢
開閉
開墾
序開
押開
開店
申開
言開
引開
半開
開山
蹴開
開化
開発
繰開
開封
...