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開
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ひろ
ふりがな文庫
“
開
(
ひろ
)” の例文
年上なるは幼なき人の膝の上に
金
(
きん
)
にて飾れる大きな書物を
開
(
ひろ
)
げて、そのあけてある
頁
(
ページ
)
の上に右の手を置く。
象牙
(
ぞうげ
)
を
揉
(
も
)
んで
柔
(
やわら
)
かにしたるごとく美しい手である。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
はじめは
何処
(
どこ
)
のお子さんと
訊
(
き
)
いたりして、姉妹で私の肩上げをつまんだり
袂
(
たもと
)
の振りを揃えて見たりしていたが、段々に
馴染
(
なじ
)
んで
先方
(
むこう
)
でも大っぴらに表の障子を明け
開
(
ひろ
)
げて
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
折
(
をり
)
ふしは
遂
(
つ
)
ひに
今
(
いま
)
まで
見
(
み
)
し
事
(
こと
)
もなき
日本全圖
(
にほんぜんづ
)
などヽいふ
物
(
もの
)
をお
民
(
たみ
)
がお
使
(
つか
)
ひの
留間
(
るす
)
の
間
(
ま
)
に
繰
(
く
)
り
開
(
ひろ
)
けて
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
もあり、
新聞紙
(
しんぶんし
)
の
上
(
うへ
)
にも
札幌
(
さつぽろ
)
とか
北海道
(
ほくかいだう
)
とか
言
(
い
)
ふ
文字
(
もじ
)
には
逸
(
いち
)
はやく
目
(
め
)
のつく
樣子
(
やうす
)
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ういういしい花嫁
君
(
ぎみ
)
の行く道には、祝いの花がまかれないで、
呪
(
のろ
)
いの手が
開
(
ひろ
)
げられていたのか、京都
下加茂
(
しもがも
)
の北小路家へ迎えられるとほどもなく、男の子一人を産んで帰った。
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“開”を含む語句
打開
開放
展開
開口
開闢
開閉
開墾
序開
押開
開店
申開
言開
引開
半開
開山
蹴開
開化
開発
繰開
開封
...