“ひらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒラク
語句割合
57.1%
の花14.3%
平句14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人の心の同じからざる、そのおもて相異あいことなるが如し。世のひらくるにしたがい、不善のはいもしたがって増し、平民一人ずつの力にては、その身を安くし、その身代を護るに足らず。
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
阿蘇がなつかしいりんだうの花ひらく
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
後代手本たるべしとて褒美ほうびに「かげろふいさむ花の糸口」というわきして送られたり。平句ひらく同前どうぜん也。歌に景曲は見様みるようていに属すと定家卿ていかきょうものたまふ也。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
冷々ひやひやと濡色を見せて涼しげな縁に端居はしいして、柱にせなを持たしたのは若山ひらくわずらいのある双の目をふさいだまま。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)