“呻(うめき)” の例文
しかるに友はこれを悟らずして、ヨブの哀々たる心の呻(うめき)を言句の末において判定する。これヨブの大なる不満であった。故にこの語を発したのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
彼は、かすり傷を負つた豹のやうな、凄い表情をしながら、二人の後姿を睨んでゐた。もう一言何とか言つて見ろ。そのまゝには済まさないぞ。彼の激昂した心がさうした呻(うめき)を洩して居た。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
泣きて陳ずる母の言、はてなき呻(うめき)ひき起す。 760
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
「うむ!」と突然丁寧松は、呻(うめき)の声を洩らしたが
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼は、かすり傷を負った豹(ひょう)のような、凄(すご)い表情をしながら、二人の後姿を睨(にら)んでいた。もう一言何とか云って見ろ。そのまゝには済まさないぞ。彼の激昂(げっこう)した心がそうした呻(うめき)を洩(もら)していた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)