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呻
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あお
ふりがな文庫
“
呻
(
あお
)” の例文
もうそのまま、帰りたくもなりましたが、皆で来ているのでそれもならず、再び店内に入ると、もはや、ほろ苦くなった酒を
呻
(
あお
)
るのも
止
(
や
)
めてしまった。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
もっともそう言う女房は少し
飲
(
くら
)
っていたようで、亭主の国府に張合って、朝から
濁酒
(
どぶろく
)
でも
呻
(
あお
)
ったんでしょう
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
毒薬でも
呻
(
あお
)
るような恰好で、そのくせ喉を鳴らして舌
舐
(
な
)
めずりしながら流し込んだ強烈なアルコオルの一、二杯がこの男の
硬張
(
こわば
)
っていた舌を滑らかにさせたのであろうか
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
彼は手紙の終りにある住所と名前を見ながら、茶碗に注いであった酒をぐっと一息に
呻
(
あお
)
った。
セメント樽の中の手紙
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
中ッ腹で女房と喧嘩した上、女房が濁酒を
呻
(
あお
)
ったから、あっしは国府を買って思う存分喫ったんで——
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
呻
漢検1級
部首:⼝
8画
“呻”を含む語句
呻吟
呻声
呻唸
呻吟声
欠呻
呿呻
生呿呻
羽呻
吟呻
直呻
沈呻
横臥呻吟
懊悩呻吟
大欠呻
唸呻
呻聲
呻唸声
呻吟転輾
呻吟聲
呻吟籠居
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