“覊絏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きせつ50.0%
はづな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沈んだと女が云う。ヴェニスを去る女の心は空行く風のごとく自由である。されど隠れたるヴェニスは、再び帰らねばならぬ女の心に覊絏(きせつ)の苦しみを与う。男と女は暗き湾の方(かた)に眼を注ぐ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「志保田の嬢様が城下へ御輿入(おこしいれ)のときに、嬢様を青馬(あお)に乗せて、源兵衛が覊絏(はづな)を牽(ひ)いて通りました。——月日の立つのは早いもので、もう今年で五年になります」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)