“きせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
季節87.0%
期節8.7%
覊絏2.2%
鬼刹2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふゆ季節きせつでありましたけれど、はやししたには、みどりくさが一めんにしげっていました。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
アッケンのお父さんは、においあらせいとうの季節きせつがすむと、七月、八月のいわの用意にせっせとかかっていた。
たとえば期節きせつの十月と十一月との差こそはあれ、稲はかの殷周いんしゅう文化の中心地帯において、やや少量ながらはやくまた必ず栽培せられた穀物であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それに、お鳥の様子——、赤い髪と、碧い眼が、天明年間の江戸の街には、あまりに目立って、頭巾をかぶ期節きせつでもなければ、うっかり外へも出られなかったのでした。
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ヴェニスを去る女の心は空行く風のごとく自由である。されど隠れたるヴェニスは、再び帰らねばならぬ女の心に覊絏きせつの苦しみを与う。男と女は暗き湾のかたに眼を注ぐ。星は次第に増す。柔らかにゆらぐ海はあわそそがず。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此故に耆婆きばまなこを開けば尽大地の草木、保命ほうみやうの霊薬ならぬも無く、仏陀ぶつだ教を垂るれば遍虚空へんこくう鬼刹きせつ、護法の善神ならぬも無しと申す、御敵やそも那処いづくにかある
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)