“きせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
季節88.9%
期節7.4%
覊絏1.9%
鬼刹1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまどき、めずらしい客(きゃく)である。こんな冬の季節(きせつ)に、しかもこんなへんぴな土地に、旅(たび)の商人(しょうにん)だってめったにきたことはないのだ。
たとえば期節(きせつ)の十月と十一月との差こそはあれ、稲はかの殷周(いんしゅう)文化の中心地帯において、やや少量ながら夙(はや)くまた必ず栽培せられた穀物であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
沈んだと女が云う。ヴェニスを去る女の心は空行く風のごとく自由である。されど隠れたるヴェニスは、再び帰らねばならぬ女の心に覊絏(きせつ)の苦しみを与う。男と女は暗き湾の方(かた)に眼を注ぐ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
巴豆(はづ)といひ附子(ぶし)といふも皆是薬、障礙(しやうげ)の悪神(あくじん)毘那耶迦(びなやか)も本地は即(すなはち)毘盧沙那如来(びるしやなによらい)、此故に耆婆(きば)眼(まなこ)を開けば尽大地の草木、保命(ほうみやう)の霊薬ならぬも無く、仏陀(ぶつだ)教を垂るれば遍虚空(へんこくう)の鬼刹(きせつ)
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)