“碧海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおみ60.0%
あをうみ20.0%
へきかい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛知県碧海あおみ郡鷲塚村にある寺の鐘楼に二、三年前から鳩が巣を営んでいたが、その晩は一羽も来なかったので寺僧が不審に思っていると
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
空一面に渋い顔を開いて、遙かに遙かに地球の表面おもてを圧して居る灰色の雲の下には、圧せられてたまるものかと云はぬ許りに、劫初ごふしよまま碧海あをうみが、底知れぬ胸の動揺ゆるぎの浪をあげて居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)