“ちやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チヤク
語句割合
75.0%
12.5%
4.2%
4.2%
茶汲4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肌着の上にちやくす、いろきぬの類、好によりていろ/\あらむ。袖は友染か、縮緬か、いづれ胴とは異なるを用ふ、裏なき衣なり。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その人とりや、ものにとどこほらず、事にちやくせず、神儒しんじゆを尊んで神儒をばくし、仏老ぶつらうあがめて仏老を排す。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
慈愛じあいだとか、人權を重んずるとかいふ考があツて耐るものじやない、とすりや、俺が此の家の嗣子となツたといふのも、俺自身に子爵家のちやく子となツてのさばる資格があるのじやなくツて
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
左様さうですか、——是非拝聴致しませう」と松島はちやくを片手に梅子に見とるゝばかり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
茶汲ちやくみ女は三人、小體こていな暮しですが、銅壺どうこに往來の人間の顏が映らうといふ綺麗事に客を呼んで横網に貸家が三軒と、洒落しやれた住宅まで建てる勢ひだつたのです。