“ちゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チャク
語句割合
72.0%
12.0%
8.0%
茶汲8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻梁はなすじの通った口元の締った、眉毛の濃いい男で、無地の羽織をちゃくし、一本短い刀を差し、紺足袋雪駄穿せったばきでチャラ/\やって参りました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
三人が東京にちゃくした時毅堂は既に皀莢阪下の官邸を政府に返還し、下谷竹町四番地に地所家屋をあがない門生とともに移り住んでいたのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
著名なる“天皇側近の三房”の一人宣房のぶふさちゃく、中納言藤房のまえでは、勅ならずとも、はるか下賤げせん地下人じげにんだった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにえあたしゃそこらにてた、れた草鞋わらじもおんなじような、水茶屋みずぢゃや茶汲ちゃくむすめ百夜ももよみちかよったとて、おまえって、昔話むかしばなしもかなうまい。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)