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著
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ちゃく
ふりがな文庫
“
著
(
ちゃく
)” の例文
戸沢の勧誘には、この年弘前に
著
(
ちゃく
)
した比良野
貞固
(
さだかた
)
も同意したので、五百は遂にこれに従って、専六が山田氏に養わるることを諾した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
三人が東京に
著
(
ちゃく
)
した時毅堂は既に皀莢阪下の官邸を政府に返還し、下谷竹町四番地に地所家屋を
購
(
あがな
)
い門生と
倶
(
とも
)
に移り住んでいたのである。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
飢えたる者に自らの衣を脱いで親しく掛けられ、更にその者の死後、棺の上に畳みおかれた衣を再び平然と
著
(
ちゃく
)
されたという。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
俺の秘密な心のなかだけの空想が俺自身には関係なく、ひとりでの意志で
著
(
ちゃく
)
々と計画を進めてゆくというような、いったいそんなことがあり得ることだろうか。
ある崖上の感情
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
王すなわち五百金銭を懸賞してその人を募るに、独身暮しで大貧乏ながら大胆力の者ありて募りに応じ、甲冑を
著
(
ちゃく
)
し刀杖を執って夜塚間に至ると、果して王を喚ぶ声す。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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四月十三日 六時前天王寺
著
(
ちゃく
)
、汽車にて帰阪。灘万泊り。喜代門所見。
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
わたくしはまた枕山が江戸に
著
(
ちゃく
)
するや否や直に詩界の諸先輩を歴訪し、その詩を示して先輩を驚したことを疑わない。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さて更に米艦スルタン号に乗って、この度は無事に青森に
著
(
ちゃく
)
した。
佐藤弥六
(
さとうやろく
)
さんは当時の同乗者の
一人
(
いちにん
)
だそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
五月十四日 飛行機、板付
著
(
ちゃく
)
。福岡県二日市、玉泉閣。
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
“著”の意味
《名詞》
(チョ)書物を書くこと。また、その書物。
(チョ)明らかなこと。
(出典:Wiktionary)
著
常用漢字
小6
部首:⾋
11画
“著”を含む語句
著名
執著
頓著
落著
顕著
無頓著
愛著
著書
撞著
著作
貪著
著物
著者
著述
瞞著
著手
逢著
巾著
新著聞集
下著
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