“貪著”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とんじゃく33.3%
どんじゃく33.3%
トンヂヤク33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時の聖王に子千人と四大宝蔵あって中に珍宝満つ。衆人これを見て貪著とんじゃくせず、釈迦仏の時昔の衆生この宝のためにあい偸劫とうごうして罪を造ったと各あきれる。
で、居間に入って、ひとりでチビリチビリとやり出した時に、ようやく鬱憤うっぷんが、酒杯の中へ燦爛さんらんと散り、あらゆる貪著どんじゃくがこの酒杯にかぶりつきました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
其をはつきり指摘しようとするのは、無貪著トンヂヤクすぎる気がする。其を姑らくかう言つておいてはいけないだらうか。
『かげろふの日記』解説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)