“頓著”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とんちゃく41.7%
とんじゃく41.7%
とんちやく8.3%
とんぢやく8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
周囲には頓著とんちゃくなく魂は鏡の中に打ち込んで、いつまでも/\塗っている。中には肌をぬいで襟首を塗り立てているものもある。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そこで私は殆んど時代なんかに頓著とんじゃくなしに数十句の解釈を試みて、諸君の俳句に対する解釈力というようなものを養うという事にしようと思う。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
と、ちよつと威張つて見せるが、そんな事に頓著とんちやくのないクレオパトラが、意地悪くおひかけて
が、小娘こむすめわたくし頓著とんぢやくする氣色けしきえず、まどからそとくびをのばして、やみかぜ銀杏返いてふがへしのびんそよがせながら、ぢつと汽車きしやすす方向はうかうやつてゐる。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)