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きせ
罪に
陷し入んと計り
闇き夜に昌次郎と
兩人にて男女を
殺し悴娘の着類を
着兩人の首を
切て川へ流せし
趣き最早兩人より
白状に及びしを
遠くも無い寺
参して御先祖様の墓に
樒一束
手向る
易さより孫娘に
友禅を
買て
着る苦しい方が
却て
仕易いから不思議だ、損徳を
算盤ではじき出したら
自分達の
蒲団までもってきて、
着かせて、子供でもあやすように云った。
先頃越後國
猿島河原より
跡を
闇ましたる昌次郎夫婦の者は
親憑司と
計りて
殺せし男女の
死體へ
己等が
着物を
着夫より信州の
山路にかゝり
忍び/\に江戸へ來りて
奉公口を
請出し吉之助樣に
着進らせられよとお梅は
頓て奉公にこそ出でたりけれ