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『麦の芽』
ふりがな文庫
『
麦の芽
(
むぎのめ
)
』
善ニョムさんは、息子達夫婦が、肥料を馬の背につけて野良へ出ていってしまう間、尻骨の痛い寝床の中で、眼を瞑って我慢していた。 「じゃとっさん、夕方になったら馬ハミ(糧)だけこさいといてくんなさろ、無理しておきたらいかんけんが」 出がけに嫁が、 …
著者
徳永直
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中外日報」1930(昭和5)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
着
(
きせ
)
土塊
(
つち
)
俺
(
お
)
喚
(
わ
)
上
(
あが
)
下
(
お
)
頬冠
(
ほおかむり
)
土塊
(
どろ
)
善
(
ぜん
)
擲
(
なぐ
)
畚
(
もっこ
)
摺
(
ず
)
怒
(
いか
)
吾子
(
わがこ
)
使
(
つかい
)
股引
(
ももひき
)
榛
(
はん
)
溌溂
(
はつらつ
)
潰
(
つぶ
)
点
(
つ
)
狂人
(
きちがい
)
田圃
(
たんぼ
)
倅
(
せがれ
)
癒
(
なお
)
睨
(
にら
)
瞑
(
つぶ
)
穿
(
は
)
綺麗
(
きれい
)
缺
(
か
)
枕許
(
まくらもと
)
肥笊
(
こいざる
)
臀
(
しり
)
蒲団
(
ふとん
)
蔭口
(
かげぐち
)
襟
(
えり
)
覗
(
のぞ
)
親爺
(
おやじ
)
詫
(
わ
)
身体
(
からだ
)
頃合
(
ころあい
)
頬冠
(
ほおかむ
)
並樹
(
なみき
)
飼犬
(
かいいぬ
)
打悄
(
うちしお
)
呟
(
つぶや
)
喚
(
わめ
)
噎
(
む
)
団扇
(
うちわ
)
土堤
(
どて
)
反
(
そ
)
勘弁
(
かんべん
)
寒風
(
さむかぜ
)
心掛
(
こころがけ
)
忰
(
せがれ
)
冴
(
さ
)
怒
(
おこ
)
手拭
(
てぬぐい
)
手笊
(
てざる
)
框
(
かまち
)
投
(
ほう
)
掌
(
てのひら
)
掴
(
つか
)
掻
(
か
)
傍
(
そば
)
撒
(
ま
)
一対
(
いっつい
)
日向
(
ひなた
)
時分
(
じぶん
)
普請
(
ふしん
)
暦
(
こよみ
)
木鍬
(
きぐわ
)
呼声
(
よびごえ
)