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解
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わ
ふりがな文庫
“
解
(
わ
)” の例文
そのうちに大きくなったら
解
(
わ
)
かる事と思って、自分一人の秘密にしたまま、忘れるともなく次から次に忘れていた。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
髪の毛の匂いと、それからどこから来るのだか
解
(
わ
)
からない、ある不思議な女の香気が彼にもつれ掛って来た。
田舎医師の子
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
安倍誠之助はながい上体をおしのばして耳に
掌
(
てのひら
)
をあてた。よく聞き取れなかった、——というより、
訊
(
き
)
きなおさなければ
解
(
わ
)
からない
呟
(
つぶや
)
くような言葉であった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
傍目
(
わきめ
)
も
触
(
ふ
)
らぬ。
椽
(
えん
)
に引く
裾
(
すそ
)
の音さえおのが耳に入らぬくらい静かに
歩行
(
ある
)
いている。腰から下にぱっと色づく、
裾模様
(
すそもよう
)
は何を染め抜いたものか、遠くて
解
(
わ
)
からぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夜明けんとする一刻前の
文様
(
あやめ
)
も
解
(
わ
)
かぬ夜の山を、肩に
縋
(
すが
)
りつ縋られつ、二人の男女は
辿
(
たど
)
って行く。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
何卒
(
どうぞ
)
僕に打ち明けて安心させて下ださいませんか、僕は姉さんの独身主義と云ふのが
解
(
わ
)
からないのです、其れは主義から出た結論でなく、境遇から来た迫害だと僕は思ふのです
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
そう切口上をいうと乳母の母親に
対
(
むか
)
い、よく聞き
解
(
わ
)
けるように
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
そのささやきを
解
(
わ
)
きてこそ
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
家の人達には、房子が何でそんな事になったのだか、ずーっと後まで
解
(
わ
)
からなかった。
田舎医師の子
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
御祝だやら
御弔
(
おとむらひ
)
だやら訳が
解
(
わ
)
からなくなるぢやありませんか、
貴郎
(
あなた
)
ネ、井上の
奥様
(
おくさん
)
の御話では青年会の方々も大層な意気込で、
若
(
も
)
し篠田さんを逐ひ出すなら、自分等も一所に退会するツてネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
一等都合の
宜
(
よ
)
い
巧
(
うま
)
い工夫を教えている事が
解
(
わ
)
かって、心から感心した。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
解
(
わ
)
きしは、さても知りつるは
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
解
(
わ
)
きがたきかな、遠海に。
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“解”を含む語句
了解
弁解
理解
解剖
辯解
雪解
解放
誤解
解釈
言解
解脱
解釋
解決
溶解
引解
瓦解
諒解
絵解
御了解
方解石
...