“浪人體”の読み方と例文
新字:浪人体
読み方割合
らうにんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見る者なかりしとこゝ浪人體らうにんていさむらひの身には粗服そふくまとひ二月の餘寒よかんはげしきに羊羹色やうかんいろの羽織を着て麻のはかま穿はきつかはづれし大小をたいせし者常樂院じやうらくゐんの表門へ進みいらんとせしが寺内の嚴重げんぢうなる形勢ありさま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つれたる浪人體らうにんていの者夫婦づれとも言べき樣子にて男の衣類は黒羽二重の紋付もんつきに下には縞縮緬しまちりめんの小袖を着し紺博多こんはかたの帶をしめ大小なども相應なるを帶して更紗さらさの風呂敷包み二つ眞田さなだひもにて中をくゝり是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)