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『金魚』
ふりがな文庫
『
金魚
(
きんぎょ
)
』
町に金魚を賣る五月の、かうした青い長雨の頃になると、しみ/″\おふさのことが思ひ出される。今日も外にはしと/\と蜘蛛の糸のやうな小雨が降る。金魚の色ばかりを思ひ浮べても物淋しい。おふさを思へばうら悲しい。 二人はあの青山の裏町の、下二た間と …
著者
鈴木三重吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
解
(
ほつ
)
伴
(
つら
)
下
(
さ
)
下
(
さが
)
私
(
あたし
)
解
(
ほぐ
)
染
(
じ
)
俯
(
うつ
)
下
(
お
)
疎
(
まばら
)
後
(
うしろ
)
先
(
せん
)
上
(
あが
)
鈴
(
りん
)
汚
(
よご
)
何
(
なん
)
先刻
(
さつき
)
伏
(
ふ
)
頸足
(
えりあし
)
間
(
ま
)
門口
(
かどぐち
)
長雨
(
ながあめ
)
辛
(
つら
)
他
(
ほか
)
經
(
た
)
併
(
しか
)
明日
(
あす
)
後
(
あと
)
察
(
さつ
)
家
(
うち
)
題名が同じ作品
金魚
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)