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解
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ほ
ふりがな文庫
“
解
(
ほ
)” の例文
また組んず
解
(
ほ
)
ぐれつの
肉闘
(
にくとう
)
や、一団の武者と一団の武者との
陣列的
(
じんれつてき
)
な
搏撃
(
はくげき
)
など、いまやここの終局は
悽愴
(
せいそう
)
極
(
きわ
)
まる
屍山血河
(
しざんけつが
)
を描いていた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
露国の監視船に追われて、スピードをかけると、(そんな時は何度もあった)船のどの部分もメリメリ鳴って、今にもその一つ、一つがバラバラに
解
(
ほ
)
ぐれそうだった。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
そしてその繭は切れ/″\になつた糸の為めにもう
解
(
ほ
)
ぐす資格がなく、その値うちが下つてしまふのだ。此の予防をしてしまへば、そのあとはゆつくりと出来るのだ。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
感情と理窟の
縺
(
もつ
)
れ
合
(
あ
)
った所を
解
(
ほ
)
ごしながら前へ進む事のできなかった彼らは、どこまでもうねうね歩いた。局所に触るようなまた触らないような双方の態度が、心のうちで双方を
焦烈
(
じれ
)
ったくした。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
捜査の手口は、実に此の自動車番号から
解
(
ほ
)
ぐれて行く——。
アリゾナの女虎
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
▼ もっと見る
一つ
解
(
ほ
)
ぐれれば、あとはわけはない。
早耳三次捕物聞書:02 うし紅珊瑚
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そして一同、
袴
(
はかま
)
を割って、一緒に
胡坐
(
あぐら
)
をくんで坐り直すと、銘々が
携
(
たずさ
)
えて来たらしい一
把
(
わ
)
の
藁束
(
わらたば
)
を
解
(
ほ
)
ぐして、馬の
沓
(
くつ
)
を作り始めたのであった。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
清麿は、あらゆる苦痛が、体じゅうから
解
(
ほ
)
ぐれるような心地した。然し、意識はその体を、もう動かそうともしない。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“解”を含む語句
了解
弁解
理解
解剖
辯解
雪解
解放
誤解
解釈
言解
解脱
解釋
解決
溶解
引解
瓦解
諒解
絵解
御了解
方解石
...