刻限とき)” の例文
そうして刻限ときをきざむ音にちいさい耳をそばだてた。白い肌をもつ時計には卵黄色に曇った電燈のあかりが、光をやや弱めながら近づいていた。
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)